【七夕賞2024予想】展開次第で波乱の立役者!ダンディズムの激走に期待

福島競馬の日曜メインは、夏の福島競馬の名物レース「七夕賞」が開催。ローカル小回りのハンデG3という条件通り、波乱の多き一戦だ。過去10年で1番人気が1勝のみと1馬人気が不振で、二桁人気馬が3着内に7頭と穴馬の好走も目立っている。

今年もどの馬が来てもおかしくない難解なメンバー構成となっており、穴馬からでも十分勝負ができそうだ。そんな中で有力視したいのは、8歳セン馬のダンディズムだ。

福島は1戦して2着1回で、昨年の福島記念を12番人気で穴をあけた。コーナーが4回あるローカル小回りコースの小倉芝2000mでも2勝しており、小回りコースへの適性は上位。コーナーを器用にまわれる機動力があり、短い直線でも一瞬で速いが上がりが使える末脚があり、ローカル小回りコースはベスト舞台と言って良い。

出遅れが多くほぼ毎回後方からの競馬となり、脚質的には開催後半向きの追い込み馬という印象。コース形態的には前から狙いたくなるが、外差しが決まる展開ならチャンスは十分ある。雨馬場も得意で、展開と馬場次第では面白くなる1頭と言える。

今回はバビットを筆頭にかなり前付けしたい馬が多く、枠的にもバビットより外にフェーングロッテン、セイウンプラチナの2頭の先行馬が入ったことで、ハイペースとなる可能性は高い。例年序盤はハイラップで、息の入らないラップを走り続ける“持久力”が好走の鍵となるのが七夕賞の特徴だ。今年のメンバー構成と例年のレース傾向から、この馬の差し脚がハマる展開もイメージできる。

レッドラディエンスやボーンディスウェイといった先行力の高い有力馬も魅力だが、捲って馬券内に潜り込んでくる可能性が十分ありそうな伏兵、ダンディズムは軽快しておく必要がありそうだ。