今週日曜札幌9レースに組まれているのは、芝2600mで行われる3歳以上2勝クラスの特別戦の阿寒湖特別です。

昨年のこのレースの勝ち馬のナイトインロンドンは、マイル重賞で活躍したグレーターロンドン産駒でしたが、長距離適性の高さで菊花賞にも参戦し人気薄ながら8着に入りました。また、2019年の勝ち馬ヒシゲッコウも結果は10着でしたが、菊花賞で4番人気と高い支持を受けるなど、ここで古馬相手に勝てる3歳馬は先々も楽しみな素材といえそうです。

今年は2頭の3歳馬が参戦を予定しており、いずれもレイデオロ産駒で上位人気想定となっています。

リフレッシュ休暇から戻ったルメール騎手が初騎乗となるアドマイヤテラは、母にアドマイヤミヤビを持つ良血で、デビューから川田騎手を確保するなど陣営の期待度の高さがうかがえます。

若葉ステークス、京都新聞杯といずれも4着で春のクラシック路線には乗れませんでしたが、ここで勝って最後の一冠にかける思いは強そうです。

関東から参戦のレイデラルースは、横山武史騎手とのコンビで挑む予定となっており、前走で洋芝2600mを勝利している点が魅力です。

1勝クラス卒業に時間がかかったこともあり、前走で逃げて勝利した点が今回は気がかりで、逃げたいマイネルメサイア、ウェイビーとの先行争いにも注目です。

古馬ではオルフェーヴル産駒の4歳牡馬アスターブジエが注目です。前走小倉競馬場の1勝クラス英彦山特別をまくる競馬で5馬身ちぎって勝利しており、同じ芝2600mで舞台が洋芝に変わるだけに同じ競馬ができるかはわかりませんが、前走と同じ西村騎手が騎乗できるのは強調材料といえそうですね。