今週土曜新潟メインレースに組まれているのは、芝2200mで行われる3歳以上3勝クラスの特別戦、日本海ステークスです。

上位陣のレベルが高く大荒れは期待できないメンバー構成ですが、先々が楽しみな馬たちが参戦を予定しているため注目度は高い一戦です。

過去5年の勝ち馬ではなんといっても昨年の勝ち馬ドゥレッツァが際立っており、後に菊花賞制覇を成し遂げています。

この時期の3歳馬で古馬3勝クラス相手に勝利を挙げられるというのは素質が高い証左ともいえそうで、今年は登録馬中唯一の3歳馬であるルーラーシップ産駒のヘデントールに期待がかかります。

昨年のドゥレッツァと同じキャロットファームの所有馬で、全3勝をともに挙げているルメール騎手を確保して臨みます。美浦・木村哲也厩舎とルメール騎手のコンビということで大きな舞台に立つことができればタイトル獲得も期待できるだけに、昨年のドゥレッツァに続いてここから菊花賞まで道をつなげるか注目の一頭です。

迎え撃つ古馬勢からはハーツクライ産駒の4歳牝馬バロッサヴァレーが兄にスワーヴリチャードがいる良血で、芝2200mは若干短いかもしれませんが、現在1勝クラス、2勝クラスと連勝中で勢いに乗っています。ただ、連勝の立役者でもある鮫島克駿騎手から三浦皇成騎手へ乗り替わりで挑む予定となっているのでその点は注意が必要かもしれません。

またこのクラスで2戦連続2着に入っているオルフェーヴル産駒の4歳牡馬マコトヴェリーキーも有力な一頭で、新潟芝コースは1戦1勝と負けておらず、岩田望来騎手から父の岩田康誠騎手へバトンタッチで挑む予定となっており、3度目の正直を果たせるか気を引き締めて臨みたい一戦と言えるでしょう。