日本におけるフランケルの代表産駒と言えばオークス馬のソウルスターリングと、連闘で安田記念を制したモズアスコットが現時点では双璧と言えますが、2歳時に最も有力視されていたのは栗東・池江厩舎管理の牝馬ミスエルテではなかったでしょうか。新馬戦と続くファンタジーステークスでの連勝を受け、阪神JFを避けて出走した朝日杯FSでは1番人気にも支持されました。
そんなミスエルテですが、現状は前記の2連勝を最後に停滞したままの9戦2勝という戦績。朝日杯FSでの4着を最後に掲示板にも載らず、囁かれる早熟説も真実味を帯びてきましたが、4歳夏の収得賞金半減を迎え1000万条件へと2階級の降格となり、今週は土曜小倉の10R由布院特別へと出走します。
近走では勝ち負けに絡めていないとは言え、さすがにこのクラス相手ならば格の違うところを見せたいところ。夏は牝馬という格言通りに強いレースを見せられるか久しぶりに期待が集まります。
前走から主戦の川田騎手から乗り替わった北村友一騎手での出走となります。果たしてミスエルテが連敗続きにピリオドを打って再発進出来るかどうか、期待して応援したいです。