今週日曜中京10レースに組まれているのは、芝1600mで行われる3歳以上3勝クラスの納屋橋ステークスです。
昨年は開催がなかったため、芝1600mで行われた2020年、2021年、2022年の3年間のデータをみると、2019年の勝ち馬シュリはその後マイル重賞で1番人気支持を受けるなど高い期待を受けた馬で、2022年の勝ち馬ママコチャはその後スプリンターズステークスを勝利するなど、レベルの高い馬の参戦があるレースということもあり今年も楽しみなレースです。
コース取りが重要なレースで、4コーナーで4番手以内につけている馬が3勝2着2回と安定しており、2着は追い込み馬の台頭がありますが、単勝は先行馬から入るのがいいかもしれません。
今年は前走で1番人気7着と敗れたもののルメール騎手を再度確保して挑むエピファネイア産駒の3歳牝馬アルセナールに注目。
今年2月のクイーンCでは内目の枠から好位を追走し、直線ではスペースが狭くなりながらも粘り強く伸びて2着に好走。外のクイーンズウォークにはクビ差で惜敗するも、最後までしぶとく迫る勢いを見せました。
前走の江の島Sは7着に敗れていますが、馬体重マイナス10kgで調整ミス。今回の中間を見ると上昇は見込めそうな気配を見せており、巻き返しの期待は十分でしょう。中京は初となりますが、同じ左回りで長い直線のマイル戦なら力は出せる条件。クイーンCぶりのC.ルメール騎手へ乗り替わりということで、さらに信頼度もアップ。ここは勝ち負けになると見て有力視したいと思います。
世代別でみると4歳馬、5歳馬は各1勝ずつ挙げており、3歳馬は3頭と出走頭数は少ないものの【1-1-0-1】と連対率が高く、そういった意味でもアルセナールはデータの後押しもあり期待がかかります。