今週土曜中山9レースに組まれているのは、芝1200mで行われる2歳オープンのカンナステークスです。
距離設定もあってか、2歳G1やNHKマイルカップには今のところつながっていないレースとはなっていますが、今年は新馬戦を1.4倍の圧倒的な単勝オッズで逃げ切り勝ちをおさめたトワーリングキャンディ産駒のエコロジークに注目が集まります。
5馬身差で後ろを振り返る余裕すらあった新馬戦に比べると相手関係は強化されており、タワーオブロンドン産駒のレイピアは持ち時計でいえば1:08.2と、エコロジークを上回る走破時計を持っており、未勝利戦、小倉2歳Sといずれも逃げを選択しているだけに、どちらがハナを切るのかも注目となっています。
キャリア豊富という点では、デビュー戦2着後に函館2歳ステークスへ強気の参戦を果たしたモズアスコット産駒のモズナナスターも見逃せません。
前走は先行ではなく差しを選択して3着と、脚質にも幅が出てきており、単勝オッズが偏るようなら馬券妙味もある1頭といえそうです。
菱田騎手が落馬負傷中ということもあり、横山武史騎手への乗り替わりが予定されていますが、春の天皇賞馬テーオーロイヤルと同じ組み合わせでの乗り替わり予定となります。騎乗する横山武史騎手にとっても関西馬で結果を出しておけば先々の騎乗馬の質も変わってくることもあり、期するものがあるのではないでしょうか。