今週土曜中山9レースに組まれているのは、芝2000mで行われる2歳オープン「芙蓉ステークス」です。今年は9頭と少頭数での開催となります。
過去5年の勝ち馬を見るとG1馬こそいませんが、2019年は1着馬がオーソリティ、2着馬がウインカーネリアンと後に重賞戦線で活躍する馬のワンツーとなっており、2021年には勝ち馬ラーグルフがホープフルステークス3着、中山金杯1着と中山巧者ぶりを見せており、今年の勝ち馬、2着馬の今後にも注目したいレースとなっています。
愛知杯勝ち馬のミッキーゴージャスを姉に持つエピファネイア産駒のミッキーマドンナは、牡馬相手の洋芝1800mの新馬戦を1番人気で勝利しており、モレイラ騎手が続いて騎乗できるのも魅力の1頭です。
今年は牝馬に魅力ある馬が多く、キタサンブラック産駒のモルティフレーバーも、芝1800m、芝2000mを使って2着、1着と良化しており、前走は逃げ切り勝ちだったもののデビュー戦は差しで結果を残しており自在性が魅力です。
また1戦1勝のキズナ産駒ゴーソーファーは兄にきさらぎ賞2着のオープンファイアがいる血統で、オーナーは先日の野路菊ステークスを圧倒的1番人気で勝利したエリキングを擁する藤田晋オーナーということで、勢いにも期待したい1頭です。
牡馬ではコスモス賞ではアスクシュタインに7馬身ちぎられたものの2着はキープしたゴーゴータカシが有力で、デビューから2戦は洋芝だったため中央開催、かつ坂のあるコースでどこまでやれるのかは注目ですが、登録馬に2勝馬がおらず混戦だけに、人気が上がってこないようなら馬券妙味もある1頭といえそうです。