今週土曜東京10レースには芝1600mで行われる3歳以上3勝クラスのキングカメハメハメモリアルが組まれています。
NHKマイルカップと日本ダービーの変則2冠を史上初めて達成し、2004年の最優秀3歳牡馬にも表彰されたキングカメハメハですが、中央競馬の発展への多大なる貢献を称えられて本年度顕彰馬に選定されたことを記念してのメモリアルレースの開催となります。
引退後も2010年、2011年と2年連続でリーディングサイアーを獲得し、アパパネやロードカナロア、ドゥラメンテといったG1馬を輩出し、後継種牡馬にも恵まれる輝かしい実績を残しました。
キングカメハメハゆかりの血統で今年の登録馬をみると、ドゥラメンテ産駒の4歳牡馬バトルハーデンは、母にラヴズオンリーミーをもつ良血で、3勝クラスに入ってからは苦しい競馬が続いていますが、血統面からは更に上のクラスで活躍していてもおかしくない一頭で、クラス3戦目となる今回は卒業の期待される一戦です。
続いてロードカナロア産駒の6歳牡馬リッケンバッカーは、川須騎手と4戦コンビを組んでいずれも掲示板以内と安定感ある走りを見せており、今回は叩き2戦目でこちらは上位人気想定ですが注目の1頭です。
そしてキングカメハメハ産駒ということで最も注目を集めることが予想されるのが5歳牡馬のマイネルニコラスですが、このクラスは5着がやっとで二桁着順もあり実力不足は否めないところ。人気に応えることが出来るか、主戦の柴田大知騎手の手綱さばきにも注目ですね。