今週木曜日には門別競馬場で2歳牝馬による限定重賞となっているダート1200m戦のエーデルワイス賞が開催されます。
新種牡馬はお披露目もかねて産駒が早めにデビューする傾向がありますが、このレースは新種牡馬の産駒の活躍が多く、2020年はアジアエクスプレス産駒のソロユニット、2021年はタイセイレジェンド産駒のスピーディキック、2022年はマインドユアビスケッツ産駒のマルカラビッツが勝利しています。今年も新種牡馬の産駒には警戒したいところでしたが、残念ながら該当馬が居ないため強力なも参考にならず予想は難解になります。
所属では地元北海道の馬が仕上がりの早さもあり、過去10年で7勝を挙げる活躍を見せています。
注目は前走のフローラルカップで9着とまさかの大敗を喫したカリフォルニアクローム産駒のイイデマイヒメです。2戦目のサッポロクラシックを牡馬相手に差して勝利した点が高く評価されていますが、前走は距離延長が響いたものと考えることもできるため、今回1200mに戻るのはプラス材料ということで改めて見直したい一頭です。
同じく道営所属からディーマジェスティ産駒のトレヴェナも注目の1頭で、ここまで6戦して1勝と内容は物足りないものの、所属の角川厩舎はエーデルワイス賞6勝と相性のいいレースで、人気薄なら積極的に狙ってみたい1頭です。
中央勢では海外重賞でも存在感を示しているリメイクを管理する栗東・新谷厩舎が管理するニューイヤーズデイ産駒のミリアッドラヴに注目です。9月に中京ダート1400m戦で行われた新馬戦では、古馬1勝クラスに匹敵するタイムで勝利しており、キャリアは浅いものの素質の高さは間違いありません。