今週日曜福島メインレースに組まれているのは、芝1200mで行われる3歳以上オープンの別定戦、みちのくステークスです。
過去5年の勝ち馬では、2020年の勝ち馬キルロードはその後パラダイスステークス、福島テレビオープンとオープンレースを連勝しており、重賞勝ちこそないものの、2022年の高松宮記念では17番人気3着と波乱の立役者となりました。
毎年こういったレベルの馬が出てくるレースではありませんが、今年もキルロードに続く馬が出てくるかどうか注目です。
今年の出走予定馬では、母に重賞勝ち馬のマジックタイムをもつ5歳牝馬エターナルタイムは芝1200mを使いだして今回3戦目を迎えますが、父ロードカナロアの適性が開花したか短距離で良い味を出している一頭です。シルクロードステークス3着、福島テレビオープン2着と重賞でも活躍しており、今回の顔ぶれならフルゲートでも勝ち負けが見込めそうです。
また、祖母に芝短距離重賞で活躍したイルバチオがいるキンシャサノキセキ産駒の3歳牡馬ペアポルックスも橘ステークス2着、葵ステークス2着とオープンクラスで惜しい競馬ができており、前走のオパールステークス3着で古馬相手にめどがついたのも魅力の一頭です。
ルーラーシップ産駒の4歳牝馬メイクアスナッチは今回1年ぶりの復帰初戦で、4歳にしてようやく7戦目と使い込めていない弱点もありますが、デビュー戦、1勝クラスを連勝から参戦したフェアリーステークスで2着と勢いもあったため、立て直しに成功すれば期待の掛かる素質馬と言えそうです。