東京競馬の11Rは芝2000mで3歳以上3勝クラス「JRAウルトラプレミアムアーモンドアイカップ」が開催されます。
JRA70周年メモリアルヒーローのファン投票において、ジャパンカップの歴代優勝馬の中から選ばれたアーモンドアイの名を冠した競走で、2018年に史上5頭目となる牝馬三冠を達成しており、引退レースとなった2020年のジャパンカップではコントレイル、デアリングタクトといった無敗の三冠馬との豪華な競演を見事に制し、生涯成績は15戦11勝、海外を含めG1・9勝を挙げ、2020年のJRA賞年度代表馬、2023年には顕彰馬にも選定されています。
同じ条件で行われていたウェルカムステークスの過去4年のデータを参考にすると、前走で逃げた馬が1勝2着1回とまずまずの内容となっており、今年の出走予定馬ではゴールドシップ産駒の3歳牡馬コスモブッドレア、エピファネイア産駒の6歳牡馬ウインリブルマンが該当します。中でもコスモブレッドレアは今回と同じ東京2000mの甲斐路S(3勝クラス)を逃げて0秒3差の3着に粘っており、適性面・実績面では上位。今の東京の馬場を考えると逃げ馬候補はやはり警戒しておきたいところです。
一方ローテーションでは昇級初戦の馬が3勝・2着2回と好成績を挙げ、勢いも大事なレースとなっています。今年は東京芝コースは2戦1勝と相性は悪くないスワーヴリチャード産駒の3歳牡馬ショーマンフリート、まだキャリア6戦と底知れぬ魅力があるドゥラメンテ産駒の4歳牡馬オクタヴィアヌス、同じくドゥラメンテ産駒で札幌2歳ステークスでは1番人気支持と高い支持を受けていた3歳牡馬のガイアメンテ、さらにエピファネイア産駒の4歳牡馬ウインオーディンと多くが参戦を予定しており、取捨選択が難しいレースといえそうです。