JRAの長距離重賞「ステイヤーズS」へ向けて各馬が最終追い切りを終えてきました。今回は追い切り映像やタイム、1週前の内容などから総合的に好調馬を判断し、とくに評価が高かった馬を3頭ピックアップしました。
ゴールデンスナップ(牝4、田中克典厩舎)
11/27(水)栗東・CW(重)6F83.3-5F67.4-4F52.1-3F37.7-1F11.8(馬なり)
坂井瑠星騎手を背に栗東CWコースで2頭併せ。古馬2勝クラスの僚馬ラミアストラーダを追走し、直線は内からラスト1F11秒8の脚で伸びて併入しました。1週前はCWコースで2頭併せを行い、6F83.4-1F11.4の好時計をマークして併入。全体は先週・最終とそこまで速いというわけではありませんが、しまいはいずれも11秒台としっかり伸びています。先行させた相手の古馬にもしっかり併入できており、動きも良好。2走前と前走はいずれも好状態で2着に好走しており、この秋は高いレベル好状態はキープできています。
シュヴァリエローズ(牡6、清水久詞厩舎)
11/27(水)栗東・坂路(重)4F53.7-3F39.1-2F25.6-1F12.8(馬なり)
栗東坂路で単走。終始馬なりの軽めの内容でしたが、行きっぷりは良く、時計も前走時以上をマークしています。1週前はCWコースで2頭併せを行い、6F84.0-1F11.4の好時計をマークして、先行させた併せ馬をクビ差交わして先着しました。フットワークは素軽く追われた際の反応も良好です。前走の京都大賞典は約4ヶ月半ぶりと久々ながらも仕上がりは良く、レース本番も高いパフォーマンスで快勝。前走を叩かれて、状態面はさらに上向いている印象です。
アイアンバローズ(牡7、上村洋行厩舎)
11/27(水)栗東・坂路(重)4F54.1-3F39.3-2F25.7-1F12.8(馬なり)
栗東坂路で単走。馬場の真ん中をリズム良く駆け上がり、ラスト1Fは12秒8をマークしてゴールしました。終始馬なりの軽めの内容でしたが、1週前に一杯に追われて負荷がかけられているので問題なし。その1週前は坂路で一杯に追われ、4F52.4-1F12.7をマーク。前走のドバイ遠征から約8ヶ月の休み明けと久々ですが、先週時点で追い切り9本目と乗り込み量も豊富で、入念に調整されて順調に仕上げられてきた印象です。