【札幌2歳S予想2018】過去10年のデータからみる危険な人気馬とは?

過去10年の出走馬では、2008年の勝ち馬ロジユニヴァースがダービーを勝利、2011年の2着馬ゴールドシップはクラシックでの活躍を始め、古馬になって更にファンを惹き付ける走りを見せてくれ、2014年の3着馬には現在も短距離路線で活躍中の桜花賞馬レッツゴードンキがいるなど、多数のスターホースを輩出してきた札幌2歳ステークスが今週土曜、札幌で開催されます。

過去のデータを見てみると、馬券圏内に入っているのはすべて前走1500m以上となっています。大幅な距離延長は対応が難しいであろうということを考慮すると、今年の出走馬ではラブミーファインが危険な人気馬と言えます。デビュー戦で芝1800mを勝利しつつ、翌走では一転して函館2歳ステークスに出走し2着と、スプリントにも対応する能力の高さを示しましたが、このスプリントへの挑戦が裏目と出かねません。

そして、牝馬が苦戦しているレースでもあります。勝ち馬自体は2013年2番人気のレッドリヴェールと、昨年の1番人気ロックディスタウンがいますが、上位人気を受けて勝つべくして勝った馬といったところ。4, 5番程度の人気だと、これまでのレース傾向からは頭から狙うのは厳しい傾向があります。

また、一昨年のトラストの優勝と、昨年のダブルーシャープ3着と、ここ2年続けて地方馬が活躍している流れにあるため、デビュー戦を11馬身差で圧勝し、前走のコスモス賞では初の芝コースを物ともせず中央初勝利を飾ったナイママにも期待が集まります。

勝ち馬以外からも出世馬の出ているハイレベルな2歳戦です。ぜひご注目ください。