夏の新潟開催の締めくくりを飾る重賞新潟記念が行われます。個人的に新潟名物で唯一無二の直線1000mのレースがしばらく見れないのは残念ですが、ラストの2000m芝の重賞を名残惜しみながら楽しみたいと思います。
新潟記念の注目は、3歳馬でダービーで2番人気にも推されたブラストワンピースの参戦だと思いますが、かなり人気も被ることでしょう。個人的には、穴馬に注目して穴馬券を狙いたいところです。ということで私の注目馬は、ショウナンバッハです。
ショウナンバッハは、ステイゴールド産駒の7歳牡馬。2015年11月に1600万のノベンバーステークスを勝ってオープン入りしてから、ジャパンカップにも挑戦し(12着)、オープン2戦目のAJCCでは3着と好走したのですが、それ以来オープンの壁に阻まれ、22戦連続して馬券圏内に入れておりません。
その間、G2もG3と重賞に出走し続けておりますが、ハンデ戦やオープン戦でも馬券圏内に入れていないのですから、オープンの壁ところか、引退も間近なのでは?とさえ思ってしまう戦績ではあります。
しかし、それでもショウナンバッハに注目するのは、今回のハンデが53kgと前回までのハンデ戦の斤量54kgから1kg減となり、これまで出走した全レース39戦のどのレースよりも斤量が軽くなります。その点に注目して、今回と同じG3のハンデ戦を見てみると、6走前の中日新聞杯と7走前の福島記念が当てはまります。この2戦ではハンデは54kgを背負っており、結果は4着5着で掲示板にはのっております。中日新聞杯では勝馬と0.3秒差、3着馬とはハナ差です。そして福島記念では、勝馬と0.2秒差、3着馬とは1/2馬身差と着差は僅かでした。
一般的にハンデ1kgで0.2秒や1馬身と言われていることを考えると、いずれのハンデ戦でも馬券圏内に入ってきてもおかしくない着差と言って良いでしょう。そう考えると、53kgの今回は、久々にショウナンバッハが馬券圏内に入ってこれる最大のチャンスだと言えるのではないでしょうか。
さらに、中日新聞杯の勝馬メートルダールは今回57kg、同じレースでショウナンバッハより0.7秒も遅れていたストーンウェアが54kgということは、単純に考えても有利なハンデとなると言って良いでしょう。
ということで、新潟競馬の締めくくりとなる新潟記念では、ハンデが53kgと有利となったショウナンバッハが二歩も三歩も前進してくれそうな、激走の予感がたっぷりなのです。約2年半近く馬券に絡めておりませんが、久々に巡ってきたチャンスを是非ともモノにしてもらいたいところです。