2歳王者を決めるG1「ホープフルS」へ向けて各馬が最終追い切りを終えてきました。今回は追い切り映像やタイム、1週前の内容などから総合的に好調馬を判断し、とくに評価が高かった馬を3頭ピックアップしました。
クロワデュノール(牡2、斉藤崇史厩舎)
12/25(水)栗東・CW(良)6F84.3-5F67.4-4F51.2-3F36.1-1F11.3(馬なり)
北村友一騎手を背に栗東CWコースで2頭併せ。3歳3勝クラスの僚馬ルシフェルを3馬身先行させ、道中はゆったりと折り合って追走。徐々にペースを上げていき、ラスト2Fは11.2-11.3の好ラップで伸びて併入しました。1週前も北村騎手を背にCWコースで3頭併せを行い、一杯に追われて5F67.9-1F11.4の好時計をマークして最先着でゴールしました。ここでもラスト2Fは11.4-11.4としまいは好ラップで、併せ馬にもしっかりと先着を果たす好内容の追い切りを消化できています。調教パターンとしては前走から変わらずですが、質をより高めてきた印象です。
アマキヒ(牡2、国枝栄厩舎)
12/25(水)美浦・W(良)6F81.2-5F65.2-4F51.2-3F37.3-1F12.0(馬なり)
美浦のWコースで2頭併せ。古馬オープンの僚馬パラレルヴィジョンを2馬身後ろに置き、直線は内から相手も良い手応えで伸びてきましたが、ラスト1F12秒0の脚で抑えて併入しました。1週前はC.ルメール騎手を背にWコースで2頭併せを行い、6F84.7-1F12.3をマークして先着。先週は時計を出していませんでしたが、今週はしっかりと時計を縮めてきており、調教駆けする古馬相手としっかり併せる意欲的な追い切りを消化できています。走りの完成度が高く、崩れるイメージがない1頭です。
ジョバンニ(牡2、杉山晴紀厩舎)
12/25(水)栗東・坂路(良)4F55.9-3F40.1-2F25.6-1F12.6(馬なり)
栗東坂路で単走。序盤はゆったりと入ってしまい重点に追われると、ラスト1Fは12秒6と終始馬なりで流してゴールしました。軽めの内容でしたが、1週前は松山弘平騎手を背にCWコースで2頭併せを行い、6F81.2-1F11.6の好時計をマークして先着。この併せ馬でほぼ仕上がった印象があり、最終は微調整程度。口向きなど細かい修正すべきところも中間に念入りに取り組んでおり、万全の態勢を整えてこれています。