アーリントンカップ(G3)有力馬情報・ボールライトニング

今週のアーリントンカップ(G3)で、そこそこの人気を集めそうなボールライトニング。現在の成績は、3戦2勝だ。昨年の10月の京都でデビューを果たすと好位追走から、直線、抜け出して1着。

続く、2戦目は、関東遠征で重賞の京王杯2歳ステークス(G2)に挑戦して、このレースも、先行押し切りで勝ち、初の重賞制覇を成し遂げた。次走に選択したのが、暮れの、朝日杯FS(G1)だったが、このレースでは、4番人気に支持されたものの、結果は11着に終わった。

今回は、その大敗したレース以来となる。デビュー戦は、芝・1400メートルだったが、前半3F・36.3、4F・49.1という超スローペースの中、直線を持ったままで抜け出してきており、この時点で素質の高さを見せていた。
2戦目の京王杯2歳ステークスも、同じ距離1400メートルだが、この時も、前半3F・36.5、4F・49.1という流れになっており、3番手集団にいたボールライトニングにとっては、展開が向いたのも事実だろう。

続く、朝日杯FSでは、3戦目で初のマイルの競馬となった。やはり、2歳戦とはいえ、来年の3歳G1を目標にしている馬が多数出走してきたこともあり、この日の、レースはボールライトニングにとっては苦しい競馬だった。前半600メートル・34.7、800メートル・47.3と、過去2戦とは比べ物にならないぐらい道中のペースが上がっていた。ましてや、距離延長のペース激化である。初めて尽くしの、ボールライトニングにとっては、少し戸惑いもあったのか、直線200メートルまでは、よく粘ったが、最後は抵抗もできずに11着に沈んだ。

今回は、G1の速い流れを経験した後の、2度目のマイル戦となる。馬自身も競馬を覚える時期だから、1戦ごとの変わり目というものも期待したいところだろう。前走は、この馬にしては、位置取りが後方すぎた嫌いもあるため、今回は、道中のポジションにも注目してみたい。