今週土曜中山メインレースに組まれているのは、芝2000mで行われる4歳以上3勝クラスのハンデ戦、初富士ステークスです。
同条件に変更された過去3年の勝ち馬をみると、2023年のスルーセブンシーズは、このレースを勝利後、中山牝馬ステークスを勝利し、続く宝塚記念ではイクイノックス相手に2着に入り、凱旋門賞にも出走する飛躍を遂げており、今後が楽しみな馬を今年も輩出できるか注目です。
過去3年間のデータでは1番人気馬がすべて複勝圏内に入ってはいるものの未勝利な点は警戒が必要そうです。また、2022年には6番人気が勝利し、2023年には8番人気馬が2着に入るなど、ハンデ戦らしい波乱含みのレースで、中穴人気の馬には注意したいところです。
馬齢別では4歳馬が3着以内に入る確率が高く、今年はゴールドシップ産駒のコスモブッドレア、スクリーンヒーロー産駒のマイネルティグレ、ブリックスアンドモルタル産駒のエレクトリックブギ、同ラスカンブレスが該当します。
エレクトリックブギは前走の昇級初戦を11着敗退してしまいましたが、1コーナー不利を受けてのもので、全3勝中2勝を挙げる中山コースになる点が強調材料で、前走の敗戦で人気が落ちるようなら馬券妙味もありそうです。
そして、1番人気となりそうなのが、1勝クラス、2勝クラスと連勝で来ているラスカンブレスで、今回も連勝のパートナーでもあるルメール騎手を確保しており、3連勝なるか注目です。
ルメール騎手はこのレースで1番人気になるケースが多く、2022年はパラダイスリーフで2着、昨年はダノンザタイガーで3着と、1番人気ながら勝利がないだけに、今年は勝利で飾れるかも注目です。