【大原S予想2018】武豊騎手、ウオッカ産駒についに初騎乗

今年の菊花賞は登録20頭ということで収得賞金1500万円の馬が抽選対象となっており、登録さえしておけば出走の可能性も高かったタニノフランケルですが、古馬相手の準オープン・大原ステークスへと挑むこととなりました。父フランケル、母ウオッカと余りにも豪華な血統いって差し支えないでしょう。過去5戦は幸騎手で挑んできましたが、今回は母の背中を男、武豊騎手との初コンビで出走予定となりました。

アドマイヤエイカンやケンホファヴァルトといった強力な古馬勢も登録してきていますが、血統背景、武豊騎手がついに騎乗ということで軽ハンデの後押しもあり、一番人気に推される可能性も高いです。

今年からハンデ戦へと条件が変わったために過去のデータは参考程度に留めておいたほうが良さそうな今回。タニノフランケルと京都競馬場の相性は、これまで2戦して黄菊賞4着、京都新聞杯17着と結果にはつながっておらず、前走のセントライト記念でも12着と大敗を喫していますが、自己条件では連勝中でもあります。

母ウオッカは牝馬ながらにダービーとジャパンカップを制したものの、父フランケル同様マイルを主戦場としていたため距離適性からも菊花賞を選ばなかったのか、はたまた現時点で古馬相手にどこまでやれるかの力試しなのかは陣営の判断によるところですが、クラシックは3歳馬の大目標であるとは言え、古馬になってからも続く競走生活を思えばクラシックが全てではありません。

まだまだデータの少ないフランケル産駒ですが、我慢に我慢を重ねてついに開花したモズアスコットの例などもあります。今回のみならず、来年以降どのような飛躍を遂げるのかも含め注目したい1頭です。