日曜の中山メインに組まれているのは、芝2200mで行われる「アメリカジョッキークラブカップ」です。
古くはスペシャルウィークがこのレースを制しており、今年はダービー馬が久々に参戦ということでダノンデサイルが注目を集めています。また明け4歳となったダービー馬にテン乗りで参戦というのもレアケースで、戸崎騎手がどんな手綱さばきを見せるかも注目です。
過去10年のデータを見ていくと1番人気馬が馬券圏外に沈んだ5回中3頭が4歳馬というのが気がかりな点で、ダノンデサイルにとって向かい風となるデータです。
そこで今回はダノンデサイルを負かす可能性がある3頭を考察してきたいと思います。最初に取り上げたいのが明け7歳を迎えた昨年の本レース覇者であるチャックネイトで、短期免許来日中のキング騎手が騎乗予定となっています。中山芝コースはこれまで4戦していずれも3着以内となっており、休み明けかつ高齢馬という点で人気が落ちるようなら馬券妙味もある一頭です。
次に注目しているのが前走・中日新聞杯組で、今年はダノンデサイルの主戦騎手でもある横山典弘騎手がハーツクライ産駒の6歳牡馬マテンロウレオで参戦を予定しており、中山芝コースは7戦してすべて着外とコース適性に疑問符はつくものの、前走3着からの参戦で勢いはあるだけに面白い一頭といえそうです。
最後に同じく中日新聞杯6着からの参戦となるアルアイン産駒の4歳牡馬コスモキュランダも前走に続いて横山武史騎手が騎乗予定となっており、中山芝コースは6戦して1勝、2着4回と連対率が高く相性のいい舞台だけに、菊花賞以来の再戦となるダノンデサイル相手に逆転なるかも楽しみですね。