【アメリカジョッキークラブカップ2025穴馬予想】春の中央G1を占う5歳世代が対決!狙い目は妙味あるニシノレヴナント

日曜の中山メインは「アメリカジョッキークラブカップ」が開催される。春の古馬中長距離G1路線を目指す馬たちが集結する歴史あるレースだ。今年のレースにはダービー馬ダノンデサイルや重賞3勝の実績馬レーベンスティールなど、フルゲート18頭のメンバーが揃った。

その中で穴馬として注目しているのがネロ産駒の5歳セン馬ニシノレヴナントだ。ネロといえば短距離で活躍した馬だが、中長距離で結果を出す産駒がいる点が興味深く、ニシノレヴナントもその一頭だ。さらに血統を遡ると、母方には西山牧場の礎を築いた名牝ニシノフラワーと同じ母デュプリシトの血が流れており、「ニシノ」ブランドらしい魅力を持つ。先週の京成杯を制したニシノエージェントの勢いに続けるかも期待される。

ニシノレヴナントは今回出走する18頭の中で2頭しかいない5歳世代の一頭である。もう一頭の5歳馬はレーベンスティールで、既に重賞3勝の実績を持ち、昨年の天皇賞秋ではルメール騎手騎乗で3番人気に支持された実力馬だ。当然今回も人気を集める有力馬となるだろう。

一方、ニシノレヴナントはデビュー戦で10番人気、デビュー3戦目でセン馬となるなど順調なキャリアとは言えなかった。しかし、ここ2戦は同期のレーベンスティールと同じレースで競り合うまでに成長を遂げた。ともに敗れてはいるが着差は0秒6差、0秒2差と徐々に縮まっており互角の競馬ができるまで力をつけてきた。

レーベンスティールとの対決は今回で3戦目。逆転の可能性も十分にあるとみて注目したい。