高松宮記念へ向けた重要ステップレース「シルクロードS」へ向けて各馬が最終追い切りを終えてきました。今回は追い切り映像やタイム、1週前の内容などから総合的に好調馬を判断し、とくに評価が高かった馬を3頭ピックアップしました。
ピューロマジック(牝5、安田翔伍厩舎)
1/29(水)栗東・坂路(良)4F53.3-3F38.7-2F25.0-1F12.5(馬なり)
栗東坂路で単走。ゆったりとしたリズムで駆け上がり、しまいも軽く流す程度でラスト1Fは12秒5でまとめてゴール。手はそこまで動かしていませんでしたが、最後まで集中力を切らさず追われていたのは好感が持てます。1週前は坂路で強めに追われ、4F51.3-1F12.1をマークしました。ラスト2Fは12.3-12.1の加速ラップで全体時計も自己ベスト更新と時計は文句なし。単走で追われていますが、他厩舎の馬が前で併せ馬を行っており、外からこれを交わす併せ馬のようなかたちで追われたのもよく見えました。力は出せる状態にあると見て良いでしょう。
ウインカーネリアン(牡8、鹿戸雄一厩舎)
1/29(水)美浦・W(良)6F82.4-5F67.2-3F38.5-1F11.8(馬なり)
三浦皇成騎手を背に美浦のWコースで2頭併せ。3歳1勝クラスの僚馬チギリを先行させ、道中は後方でゆったりと折り合って追走。直線は内に進路をとってラスト1F11秒8の脚で伸びて併入しました。1週前も三浦騎手を背にWコースで2頭併せを行い、6F82.4-1F11.7をマークして先着。時計は1週前、最終といずれも前走以上で、前走は併せ馬に遅れていますが今回はしっかりと先着を果たしており内容も前走以上です。結果も出ており引き続き勝ち負けが期待できそうです。
ペアポルックス(牝4、梅田智之厩舎)
1/29(水)栗東・坂路(良)4F52.8-3F38.4-2F25.0-1F12.6(馬なり)
栗東坂路で単走。馬場の真ん中をリズム良く駆け上がり、ラスト1Fは12秒6でまとめてゴールしました。1週前は岩田康誠騎手を背に坂路で一杯に追われ、4F50.9-1F11.7の好時計をマーク。道中のラップはスムーズで、ラスト2Fも11.8-11.7の好ラップです。実質的な最終追いは1週前に済んでおり、当週は調整程度におさえてと調整過程は順調そのもの。オープン勝ちの勢いそのままに、重賞初制覇を狙います。