普段と違う環境で競馬が楽しめる旅打ち

普段関東の人は遠征しない関西へ。関西の人は関東へ。夏ならローカルの競馬場までの旅打ちに出るのも、競馬玄人の楽しみ方。以前、私のまわりで秋華賞当日に旅打ちに出たのですが、ルールがあって、馬券代が5万円。東京→京都は新幹線のグリーン席。京都→京都競馬場はタクシー。思いっきり贅沢な旅なのですが、帰りの電車賃の保険はなし。その為、財布の中からカード類は一切抜いてのガチンコ勝負。

5万円を要するに競馬で、使い切らなければいけない。1人ずるがしこいのがいて、ガチガチの誰がどうみても100%3着以上確定の馬の複勝元返し100円に2万円賭けるという荒業に出た。楽々その馬は勝ち、2万円の馬券は2万円の的中馬券となった。この時点で東京行きの電車賃はゲットである。ルールの盲点をついた巧妙な作戦だった。これにはもう皆、やられたあ・・・と言った具合で上手い事やられたなあと思ったの同時に焦りがましてきた。

こういう意外な展開になるのも旅打ちのルール。その時は5人で行ったので、1人は東京行きの切符を獲得しているので、残すは4人。メインレースまで、出たり入ったり出入りが激しい馬券収支となったが、5万円を使った後は自由なので、5万円を超えれば、そこで勝負から下りる事も出来る。しかし、そんなのでは満足する連中ではない、秋華賞は全員が1万円以上馬券を買った。不思議な事に本命は全員レッドディザイアだった。ブエナビスタが来たので、ギリギリ東京!!と言っていたら審議になったので、嫌な予感がしたが、降着になったのはブエナビスタだった。こうして、全員最終的には5万円以上になったので、帰りもタクシーにグリーン車で帰ってこれた。

皆さんもこういった刺激的な旅打ちはたまにはいいのではないだろうか?流石に帰りの電車賃はしっかりキープしておかなければだめ。万が一、電車賃が無くなったら洒落にならない。今ではよくあんな無謀な旅打ちをしたなあと思う次第。結構ギリギリの勝負だったのでスリルはあったが心臓には良くない。皆さんも安全なルールで旅打ちを堪能してみてはどうだろうか?