いよいよ古馬の中距離路線チャンピオンを決める天皇賞秋が開催!今年は世代を跨いだダービー馬対決が見ものだと楽しみにしておりましたが、今年のダービー馬ワグネリアンが回避し実現かなわず。さらに牝馬で注目していたディアドラも回避を表明し、今年は13頭立てという寂しい頭数となってしまいました。
そんな少頭数の天皇賞で注目したいのはステファノスです。ステファノスは7歳牡馬で、4歳馬中心のメンバー構成の中ではベテランの域の馬です。これまで2015年の天皇賞秋と2017年の大阪杯のG1で2着が1回ずつあるように、実績的には申し分ないところです。ただ、前評判的にはやはり4歳馬の勢いに比べると注目度も低いようです。
しかし、ステファノスは前述のG1・2着2回がいずれも距離が今回と同じ2000mということで距離実績は文句のないところです。加えて、秋の天皇賞だけを考えると2015年から3年連続出走し、2着、3着、10着と去年以外は好走しておりますので、比較的得意な条件と言って良いでしょう。
さらに注目したいのが天皇賞秋までのローテーションで、2015年と2016年は毎日王冠をステップにしており、2015年は毎日王冠・7着から天皇賞秋で2着、2016年は毎日王冠・5着から天皇賞秋で3着といずれも着順を上げております。昨年はオールカマーをステップにして2着から10着と着順が下がったこともあってか、今年は結果を残してきた毎日王冠のステップに変更してきました。ローテーションを戻したことで、前走毎日王冠4着からの上澄みは見込めそうです。今年は2015年と2016年よりも毎日王冠の着順が良いだけに、4度目の天皇賞秋となる今回はこれまでよりも着順が上がる可能性も高いのではないでしょうか?
若干心配なのは、鞍上がアイルランドのオドノヒュー騎手ということで、これまで日本の競馬場の芝で1度も勝っていない点です。ただ、オドノヒュー騎手自身、日本で結果は残っていませんがアイルランドのトップジョッキーですし、ダート戦では勝率16.7%という結果を出しているだけに、そろそろ芝でも結果を残してもいい頃です。
ということで、13頭立てと少々寂しい天皇賞となりましたが、毎日王冠を叩いての上澄みが必然的なステファノスが、4度目の正直で戴冠を手にしてくれると予想して勝負したいと思います!