今週は2歳重賞が2つと長距離ハンデ重賞のアルゼンチン共和国杯に加え、JBCが京都競馬場開催と重賞が目白押しとなっていますが、日曜福島10Rで開催の2歳500万下きんもくせい特別に父ディープインパクト、母サミターから生まれ、2億5千万円という超高額で取引されたダノンチェイサーがエントリーしてきており見逃せない一戦となっています。
栗東・池江厩舎の管理馬ということで、期待馬をローカルにまわすのは余りイメージにない戦略に見えますが、早めに2つ勝利してトライアルへの出走をスムーズに、という意図も伺えます。デビュー戦は川田騎手で出走も1コーナーでの不利がたたり4着敗退、折返しの未勝利戦で短期来日していたアブドゥラ騎手がエスコートし、初勝利を果たしました。
今回も乗り替わりで津村騎手が騎乗となります。池江厩舎の有力馬に騎乗する機会を得るというのは若手騎手にとって非常に大事な場面と言えるでしょう。このまま継続騎乗となるのか、ピンポイント騎乗か不明ですが、結果が今後につながっていくことを考えれば人気を裏切る騎乗はできません。
ライバルにはオープンの壁に跳ね返されているものの、500万下ならば見直せるダディーズマインド、これまで4戦全て連対している安定感のあるアトミックフォース、前走の芙蓉ステークスで4番人気とまずまずの支持を受けたルタンブルなどが挙げられます。重賞、JBCと非常に忙しい週になりそうですが、余裕のある方はぜひ注目してください。