ルメール騎手の皐月賞での騎乗馬に注目が集まる。3戦3勝のサトノダイヤモンドか?それとも同じく3戦3勝のマカヒキか。サトノダイヤモンドは前走きさらぎ賞を快勝し皐月賞に直行。一方マカヒキは弥生賞を勝ち、本番の皐月賞に駒を進めた。どちらの馬も十分勝機がある。サトノダイヤモンドの方が先に皐月賞に駒を進めたので先約が入っているか?そうなるとマカヒキは誰が代打騎乗するのか?
競馬センスは互角。能力も互角。鞍上が変わった方が少し減点される位。マカヒキは着差以上に強さが光る。レースセンスが抜群に良い。弥生賞では後方から進め、徐々に前に進出。4コーナーでは射程圏内に入れた。後は先に抜け出した。リオンディーズ、エアスピネルを交わすだけ。手ごたえは十分すぎる程だった。あっと言う間に交わし去ってしまった。中山の急坂をものともしない快勝劇だった。着差以上に強い競馬を見せてくれた。関東の競馬ファンには名刺代わりの快勝劇。これでマカヒキの名は全国区になった。
それにしてもルメールにしてみたら、かなり高い次元のお手馬が重なってしまった。勿論、本音はどちらにも乗りたいだろう。しかし、現実は1頭を選ばなくてはいけない。うれしい悲鳴だ。もしマカヒキに騎乗しないとなった場合は誰が代打騎乗するのか?サトノダイヤモンドを騎乗しない場合誰が代打騎乗するのか?どちらにしてもG1級の馬の鞍上が空白になる異常事態。ここからオーナーサイドが納得のいくジョッキーを確保しなければいけない。調教師も頭が痛い。有力ジョッキーは既に先約が入っている為、代打騎手探しはかなり大変な事になるのは間違いない。
ルメールも、自分でもし選択しなければならないのであればかなりのプレッシャーだ。選んで乗った馬で負けるわけにはいかない。難しい選択を迫られる。弥生賞が終わった段階で皐月賞の争覇圏内はサトノダイヤモンド・マカヒキ・リオンディーズの3頭。エアスピネルは脱落した。ルメールは本番でどちらに乗るのか非常に注目が集まる。