今年のクラシック戦線にも参戦していたグローリーヴェイズの半弟カヌメラビーチが今週土曜の東京6Rでデビューを迎えます。栗東・須貝厩舎の管理でオーナーはクラシックと最も縁の深いといっても過言ではない金子真人HD、セレクトセールで5000万円とまずまずの高額で落札されました。
グローリーヴェイズが重賞未勝利とは言えきさらぎ賞で2着となり、菊花賞でも12番人気を覆し5着と掲示板に載る活躍をしたため来年のクラシックへ向けて期待高まるカヌメラビーチですが、父がディープインパクトからロードカナロアに替わったことを受けてか、デビュー戦にはマイルを選択したようです。鞍上には今年充実の一途であるC.ルメール騎手を迎えます。
3代母にメジロラモーヌもいる日本に根付いた由緒正しいお家柄といった家系でもあります。グローリーヴェイズ以外にも近親に川崎記念勝ち馬のフィールドルージュのいる家系で、父ロードカナロア×母父スウェプトオーヴァーボードと一見すると短距離馬に見え配合ですが、案外奥の深い血統です。
ライバルとなりそうなのが福永騎手を確保して挑むハーツクライ産駒のアディクション、同じロードカナロア産駒のロードリッチあたりになりそうですが、ここを取りこぼすと来年のクラシックへ向けて余裕を持ったローテーションも組みづらくなってくるため、栗東から遠征で挑む今回は必勝の構えでくるのではないでしょうか。
鞍上の人気も加味すると1番人気が予想されます。兄に続いて出世レースのきさらぎ賞に参戦できるか、まずはデビュー戦です。