【東京スポーツ杯2歳S予想2018】タフな前走を制したヴァンドギャルド、素質十分

17日(土)は東京競馬場で東京スポーツ杯2ステークスが行われます。過去10年の勝ち馬には、ダービー馬2頭を含めてG1馬が7頭もおり、来春のクラシック戦線を占う出世レースとして見逃せない一戦です。

ここ4年ほどは出走頭数が少なく少数精鋭のレースとなっていましたが、今年は珍しくフルゲートの16頭と出走頭数が揃ってくれました。それでいて高いパフォーマンスで勝ち上がってきた馬も多く、相対的にレベルが下がったと言う訳ではなく、むしろかなりの素質馬が揃ったと言って良いでしょう。今年も来年のクラシックの有力候補が誕生する可能性は高そうです。

さて、素質馬が揃った中でも特に注目しているのは、ヴァンドギャルドです。

9月に阪神の1600mでデビューしたディープインパクト産駒で、雨の影響で重発表だった新馬戦では、枠も最内枠と馬群を捌きづらい位置でしたが、先頭馬群の後ろ12頭中7番手の位置取りから競馬を進め、直線に向いてからは馬群に何度か揉まれながらも上手にさばき、差し切って勝利しました。

新馬戦にしてはなかなかタフな条件となりましたが、直線は間を割って伸び、上がり最速33秒9の脚で差し切りました。タフな競馬を勝ち上がってきた点は非常に心強く、伸び代はたっぷりといった印象です。

他の馬には、札幌2歳ステークスで有力馬を捲って根性でワンツーとなったニシノデイジーとナイママ。評判馬でで1戦1勝で臨んできたルヴォルグやホウオウサーベル、新馬を楽勝して
野路菊1着2着だったカテドラルとヴェロックスなどが参戦。札幌ステークスこそ厳しいレースではありましたが、あくまで戦法的や展開の問題で、ヴァンドギャルドの新馬と比べるとレース自体での苦労はそこまで大きな差はないように見えます。

最終追い切りでは6F80.5-65.3-50.5-37.0-1F12.0(2頭併せ内強め1馬身先着)と好タイムを叩き出しており、良い状態で臨めそうです。

ということで、今年の東京スポーツ杯2歳ステークスはいち早くタフな競馬を経験し、それをこなしてきたヴァンドギャルドがクラシック戦線へ名乗り出ると予想し、同馬から勝負したいと思います。