今週は京都2歳ステークスがあるため2歳戦はそちらに注目が集まるかもしれませんが、今週日曜東京7Rに組まれているベゴニア賞は500万下条件ながら2014年のダノンプラチナ、2016年のサトノアレスが後に朝日杯フューチュリティステークスを制し2歳チャンピオンになっている出世レースでもあります。
今年はフルゲート18頭に対し14頭とまずまずの頭数が登録があったものの、蓋を開いてみれば出走は8頭と少頭数での開催になってしまいましたが、古馬重賞でも活躍していたフルーキーの半妹ルガールカルムにルメール騎手が騎乗して出走と、今年は2歳女王を目指せそうな逸材に注目が集まります。
美浦・田村厩舎管理のサンデーレーシングの所有馬にルメール騎手とメジャーエンブレムを彷彿とさせる布陣となっており、父がロードカナロアにかわってアーモンドアイと同じ配合と流行もしっかり取り入れた血統背景。そういった意味で距離適性は未だ未知数ですが、ひとまず芝の1600mはそつなくこなせる距離なのではないでしょうか。
同じロードカナロア産駒の牝馬ココフィーユが京王杯2歳ステークス4着からここに挑みます。重賞で掲示板に食い込んだのがメンバー中ココフィーユのみということなので軽視できませんが、人気を分け合うだろうと想定されていたミリオンドリームズが回避のため、ここは抜けた一番人気となりそうなルガールカルム。過去にはロゴタイプも輩出した牡馬に寄った出世レースではありますが、今年は牝馬に注目してレース観戦はいかがでしょうか。