JRAの重賞競走と言えば出走するだけでも大変であり、当たり前にできることではありませんが、現在日本の大種牡馬として君臨し続けているディープインパクトがそんなJRA重賞の勝ち馬を100頭も輩出しました。産駒による重賞100勝ではなく、100頭の異なる馬たちがそれぞれ重賞を勝利したという産駒のアベレージの高さが問われる記録ですが、やはり上には上がおり、日本競馬近代化の礎とも言えるディープインパクト自身の父でもあるサンデーサイレンスはなんと137頭の重賞勝ち馬を輩出しています。
とは言え、これまでの9世代で100頭の重賞馬が出てきており、1世代ごとに10頭強増えていくとすれば順調に種牡馬生活が続けばいよいよ父サンデーサイレンス超えの可能性も現実的となってきます。大物が居ても増えるカウントは1つのため、毎世代の層の厚さに左右される記録となっています。
今年のクラシックでもダービー馬ワグネリアン、菊花賞馬フィエールマンを輩出しているものの、ロードカナロアからいきなりの超大物アーモンドアイ、そしてオルフェーヴルもエポカドーロを送り込んでくるなど、後輩種牡馬たちの台頭や、ディープインパクトの高額な種付け料を考えると若干伸び悩みを見せる可能性もあります。
父サンデーサイレンス超えまでこれまで良いペースで記録を伸ばしてきましたがやはり壁は高いのか、今後生まれてくる産駒や重賞未勝利馬にも注目していきたいですね。