今年は海外で日本の血統の競走馬が話題となることの多い年でした。ディープインパクト産駒からは英2000ギニーを勝利したサクソンウォリアーに、仏ダービー馬となったスタディオブマン、そしてアメリカではターフクラシックステークスとウッドワードステークスで芝・ダート両G1制覇を成し遂げたハーツクライ産駒のヨシダなどが活躍してくれました。
そんなヨシダの2歳下の弟シェドゥーヴルが今週日曜の中山競馬場、芝2000mの新馬戦にてデビューをします。管理厩舎はマイルCSのステルヴィオで初G1勝利を果たした新進気鋭の勢いに乗る木村哲也厩舎で、鞍上はG1勝利をもたらした縁起のいいビュイック騎手が務めます。
父はヨシダのハーツクライからオルフェーヴルにかわっており、6月末に一度ゲート試験は合格していたものの、成長をうながすために夏場は放牧に出されていましたが、10月デビューを想定し入厩した際にフレグモーネを発症してしまい、再度放牧となり、デビューがこの時期までずれ込んでしまったようで、順調さに欠けるというのは否めません。
ここまで大事に調整してきており、あくまで馬優先というスケジュールは変わらず、調子が崩れるようであれば更にデビュー延期という可能性もありますが、馬名の由来は「傑作・名作」という意味のフランス語。その名の通り兄ヨシダを上回る器を秘めているのか、デビューを楽しみに待ちたいです。