【チャレンジC予想2018】キングカメハメハ産駒の良血、重賞初制覇をかけ激突!

秋華賞トライアルの紫苑Sを制したノームコアが秋華賞をパスしてエリザベス女王杯に挑んだように、トライアルで権利をとった馬が距離適性や鞍上を重視した上で本番を回避するというのは昨今では見慣れた光景となっているようです。今週のチャレンジカップにも、全兄に日本ダービーを制したレイデオロがいる血統で、セントライト記念で権利を得たにもかかわらず菊花賞をパスするという非常に勇気のいる決断をしたレイエンダが出走してきます。

血統背景の質は言わずもがな、戦歴を見ても4戦3勝で連対率は100%と申し分ない成績を持ちますが重賞未勝利であることは確かです。いくらクラシックと言えども適性も未知の長距離G1に挑戦するよりは、来年の大阪杯や宝塚記念といった中距離のG1への出走を目指すべく、収得賞金獲得へ向けてこのチャレンジカップへ参戦というローテーションが組まれたのではないでしょうか。兄の主戦でもあるルメール騎手が今回も継続騎乗で臨みます。

古馬もいるとは言え、相手関係は菊花賞よりは楽になるのではないかというメンバー構成になりそうですが、同じキングカメハメハ産駒の良血エアウィンザーもまた重賞初制覇に向けて虎視眈々といったところです。全兄エアスピネルは前走のマイルCSで10着に沈むまで常に重賞戦線を走り続けながらデビューから17戦連続で掲示板を外さなかった安定感の持ち主でもあり、弟のエアウィンザーも走ってきたクラスは条件戦がメインとは言え13戦して連対率84.6%と優秀な戦績を残しています。

この血統は武豊騎手のイメージも強いですが池江厩舎のマウントゴールドで出走を予定しており、エアウィンザーにはM.デムーロ騎手が騎乗します。

その他にもダンビュライトやトリコロールブルーなどハイレベルなメンバーの揃ったG3となりました。良血のキングカメハメハ産駒どちらに軍配があがるのか、はたまた伏兵が差し込んでくるか、楽しみですね。