春の天皇賞に向けての重要レース阪神大賞典ですが、今年はそんな重要レースなのに意外なほど小粒なメンバーとなってしまいました。
一昨年の菊花賞馬トーホウジャッカルは注目といえば注目ですが、半年の休み明けですし、昨年の菊花賞4着のタンタアレグリアも今年はダイヤモンドSに出走し4着に終わっています。
そのため恐らく人気になるのはヴィルシーナの弟で前走日経新春杯で2着となった登り馬のシュヴァルグランや京都記念で3着となり復活気配のあるアドマイヤデウスということになりそうです。
ただ、阪神大賞典は当然ながら阪神競馬場で行われます。それならば、京都競馬場の重賞で好走した先の2頭よりも阪神巧者であるカレンミロティックの方が魅力的ではないでしょうか?
カレンミロティックは、今年初出走、昨年秋は天皇賞秋、ジャパンカップと出走し13着、15着とGⅠの壁に阻まれた結果となってしまいましたが、こと阪神競馬場での出走となると違います。
昨年も年明け初出走で阪神大賞典に出走し4着でした。この時、直線でかなり大きな不利があってのもので2着はあったかのような競馬で、その次の春の天皇賞では3着に好走しています。
それ以外でも阪神競馬場ではとにかく好成績を収めていて、12戦3勝、2着と3着が2回ずつ。
実に勝率25%、3着内率は58.3%もあるのです。昨年の不利を考えれば、もっといい成績を出す可能性だってあります。
そんな阪神巧者のカレンミロティックであれば、(失礼ながら)今回の阪神大賞典の小粒なメンバー相手に好走することはほぼ間違いないでしょう。それどころか、2013年の11月ぶりの勝利を手にするチャンスと言っても過言ではないのです。
既に8歳馬となったカレンミロティックですが、この馬にとって今回の阪神大賞典は久しぶりの勝機到来のレースなのです。見逃す手はないですね。