先日のチャンピオンズカップでのルヴァンスレーヴの楽勝劇や古馬相手に白山大賞典を勝利したグリム、そして敗れはしたもののチャンピオンズカップで穴人気を背負って出走したオメガパフュームなど、今年の3歳ダート馬の層の厚さは目を見張るものがあります。
今週日曜に中山で開催されるカペラステークスにもダート短距離王を目指す3歳馬コパノキッキングが登場します。コパノリッキーでお馴染みの栗東・村山厩舎管理となっています。藤岡康太騎手とは3戦3勝で手が合っているようですが、今回は乗り替わりで柴田大知騎手が騎乗する予定となっています。
逃げて楽勝、追って良しという内容で勝ち上がって来ましたが、距離は1200mまでで1400mになると反対に勝ち知らずというシンプルな競馬でここまできました。特に前々走の藤森ステークスでは結果論かもしれませんが逃げが打てないながらも後方から突き抜けて、続くオープンでも控えて勝利と、逃げ一辺倒から脚質に幅が出てきています。
今回も有力候補のコパノキッキングですが、ゴール前に坂のある中山コースでは3歳馬ならではの経験の浅さが弱点として露呈される可能性は高いのかもしれません。
また、中一週と詰めて使う場合も過去に2度ありますが1度勝利を挙げているようにきついローテーション自体は問題ないかもしれませんが、8月から今回で6走目というのは頑丈さが売りとしても、そろそろ崩れるのではないかという懸念がないわけでもなく、キタサンミカヅキなど中山で結果を残してきた馬を相手取る今回は楽ではなさそうです。
歴戦の古馬相手に短距離のエースがどこまで戦えるのか、仮にここを勝利してもフェブラリーステークスは距離が長いと思われるため、今後の展望など含めて注目のレースです。