ミルコ・デムーロ騎手の弟クリスチャン・デムーロ騎手が短期来日を果たしたかと思えば土日連続でメインレースを勝利する活躍を見せました。中日新聞杯のギベオン、阪神JFのダノンファンタジーと、結果的にいずれも1番人気だったものの、混戦模様というレース前の想定から単勝オッズは割れていましたが終わってみればきっちりと人気に応え、香港国際競走のため日本でおなじみの外国人騎手が遠征中にあっても外国人騎手頼みと思わざるを得ない結果となった先週の競馬でした。
今週行われる朝日杯FSでもケイデンスコールに乗って参戦を予定しています。先週は中京、阪神と乗りなれていないであろう競馬場で結果を出しており開催場を選ばない強みもありますが、今週は昨年タイムフライヤーでホープフルステークスを勝利した中山コースでの開催となります。
今年のトレンドと言えるルメール騎手は牝馬ながらに一番人気の可能性もあるグランアレグリアに騎乗予定となっています。しかしながら、一昨年のミスエルテが記憶に新しいかもしれませんが、牝馬の勇躍参戦はことごとく跳ね返されてきたレースでもあります。
同じ牝馬ではタニノミッションも登録していましたが、阪神JFとの両睨みで先週無事抽選突破し出走が叶ったため、さすがにG1連闘で使ってくることはないだろうということを考えると紅一点で挑むこととなるでしょう。
今年のルメール騎手の破竹の勢いは認めざるを得ませんが、流石にこの時期に牡馬を相手取るというのは分が悪いのではないかと思います。
福永騎手、石橋脩騎手と続いて結果を残してきたケイデンスコールですが、来年のパートナーはまだ未定です。ロードカナロアから三冠牝馬に引き続き2歳チャンピオンが出てくるか、鞍上の後押しから人気が予想されますがぜひご注目ください。