ディープインパクトが中央重賞勝ち馬100頭を輩出というニュースが先月届きましたが、二大種牡馬の片割れであり同じ金子真人HDのキングカメハメハもまた、先月の京都2歳ステークスでのクラージュゲリエの勝利によって11世代連続重賞勝利かつ産駒の重賞勝ち馬50頭を達成しました。
ディープインパクトの双璧と言う割にまだ50頭なのかという意外性もありましたが、ロードカナロアやドゥラメンテといった強烈なキャラクターを輩出しているため強い印象を残しています。その後にエアウィンザーによるチャレンジカップ勝利で51頭目の重賞勝利も挙げていますが、数字としてはディープインパクト、サンデーサイレンスの背中は遠いといったところ。
ロードカナロアが順調に後継種牡馬として育ってきており、アーモンドアイ効果で種付け料も今年の800万円から来年は1500万円へと大幅増となり種付け料ではついに父を上回りましたが、まだまだ種牡馬として現役を続ける以上は簡単に席を譲るわけにはいきません。
11世代以上連続で重賞勝ち馬を出してきた種牡馬を見てみるとフジキセキの16世代、ノーザンテーストの15世代、ステイゴールドの13世代、サンデーサイレンスの12世代に続く歴代5位の記録となっており、トサミドリ、テスコボーイ、トウショウボーイといった過去の一流種牡馬と肩を並べる数字となります。
どこまで続くかわかりませんがまだまだ伸びる可能性の高い記録です。直後からディープインパクトという強力な追い込みが掛かってくる中どこまで先輩に追いすがるか、来年以降の産駒たちにもぜひ注目したいです。