【阪神C予想2018】名手と出会った古豪ラインスピリット、初の重賞制覇へ

スプリンターズステークスでは13番人気ながらあわやのところまで善戦したラインスピリットが今週の阪神カップに登録してきました。いくらG1とは言え3着では収得賞金は加算されなかったため、今回は2着以上が目標といったところではないでしょうか。

引き続き武豊騎手を確保して挑む今回はメンバー構成を見ると展開も向きそうです。サトノアレス、ムーンクエイク、ケイアイノーテック、レッドファルクス、ワントゥワンと有力視されている出走馬たちに後方待機組が多く、後ろで有力馬達が牽制し合っているところを先行した穴馬が押し切るという可能性も予想できます。

前走が初コンビだった武豊騎手も「直線で前の2頭の間が開きそうで開かなかった。開いていればもっと際どいレースになった。レースとしてはある程度思い通りのレースができました。」と着順以上に評価。前でスムーズな競馬ができる可能性が高い今回はさらに好勝負が期待できるのではないでしょうか。

また、2走前のセントウルステークスは5着に敗れているものの、阪神コースはこの馬にとって得意な舞台であり、過去のデータでは【2-1-0-2】と連対率60%という高い数値を残しています。来年は8歳になるため一戦一戦が大事なこの馬にとって1ハロンの延長は歓迎する材料とは言い難いですが、前走よりはメンバーレベルも落ちる今回は絶好の狙い目となりそうです。

関西圏のレースにも関わらず不思議と関東馬の活躍が目立つレースでもあり、3頭出しで来る美浦・藤沢厩舎のサトノアレス、スターオブペルシャ、ムーンクエイクあたりは気になるところですが、展開の利と馬券妙味を見込んで今回はラインスピリットから入ってみたいです。