【ジャニュアリーS予想2019】クイーンズテソーロ、破竹の5連勝なるか

今年のダート中距離路線は昨年猛威を振るったルヴァンスレーヴ、そしてオメガパフュームの明け4歳勢と、ゴールドドリームやケイティブレイブといった歴戦の猛者に加え、重賞未経験ながら武豊騎手も期待を寄せている連勝中のインティなど注目馬が集まり、新旧入り交じった競走となりそうですが、短距離路線となると混沌の様相を呈しているようです。

昨年末のカペラステークスではコパノキッキングが無事重賞初制覇を飾り今年もさらなる飛躍が期待されていますが、14日の中山準メインレースのジャニュアリーステークスにも今年飛躍が期待される4歳牝馬クイーンズテソーロが参戦してきます。

芝路線で2歳時の7月にデビューし2着を3度得るものの6戦しても勝利には結びつかず、3歳から転向したダートでは3戦目でようやく未勝利を脱出したかと思えばそこから連戦連勝で現在4連勝中となっています。前々走までは新潟コースで3連勝を飾っていたため、久しぶりの右回りとなった前走のアクアラインステークスでも連勝中に関わらず人気は3番と伸び悩みましたが、得意の競馬で見事勝利をもぎ取りました。

ダート転向後は木幡巧也騎手と一貫してコンビを組み続けていますが、馬券圏内を外さない安定感でこれまで6戦走ってきており、鞍上との相性は疑う余地もないでしょう。ただ、相手関係はこれまでの条件戦と比べるとやはり厳しくなっており、室町ステークスを勝利しオープン実績もあるオールドベイリーなど格上馬も出走してくるだけに、斤量差を生かしてうまく立ち回る必要があるかもしれません。

その他にも、昨年の勝ち馬であるベストマッチョにミナリク騎手、クイーンズテソーロ同様に準OP勝利からここへ挑むホウショウナウにデムーロ騎手と、今年も高い壁を築いてくれるか外国人ジョッキーの包囲網も簡単にかわせるものではありません。

登録馬を見渡すと、フェブラリーステークスは距離が長いと思われるメンバーが目立つだけに今回がメイチの仕上げの可能性など考慮すると一筋縄ではいかないレースになりそうですが、女帝不在の長いダート界に久々に牝馬の大物の誕生を期待したいと思います。