【AJCC予想2019】穴を開けるか?!8歳馬ショウナンバッハ

今年の古馬中距離路線を占う意味でも重要な一戦「アメリカジョッキークラブカップ」が20日、中山競馬場で行われます。

今年は残念ながら出走頭数が11頭と先週の日経新春杯(16頭)と比べると寂しいところではありますが、昨年の菊花賞馬となったフィエールマンやセントライト記念を勝ったジェネラーネウーノの2頭の明け4歳馬が参戦し、G2らしさは何とか保てたという具合です。

人気的には、前述の2頭の4歳馬が恐らく1番人気2番人気を競う形となり、その後にダンビュライトやサクラアンプルールあたりが続くと思われますが、私が注目しているのは、その後に続くであろう8歳馬のショウナンバッハです。

ショウナンバッハは2014年に中央でデビューしますが、デビューして半年ほどで地方競馬に転籍し、翌年にはまた中央競馬に戻ってきた苦労人ならぬ苦労馬です。レースを勝利したのは4歳時の1600万クラスのノベンバーステークスが最後で、それ以来約3年間勝利がありません。しかし、3年間で馬券圏内は5歳時に1回、6歳時が0回とほぼ馬券対象にもなっていなかった馬が、7歳となった昨年は2度も馬券圏内に来ております。前走の中日新聞杯の2着も、勝ち馬ギベオンにハナ差まで迫り、3着馬には4馬身差をつける健闘ぶりを見せてくれました。ステイゴールド産駒という晩成血統の力なのか、8歳馬と言ってもまだまだ元気です。

中山競馬場の成績を見てみますと、11戦して3着が1度のみとあまり得意としておりませんが、その3着というのが5歳時に唯一馬券圏内に入ったレースであり、2016年のアメリカジョッキークラブカップだったのです。中山のコース実積だけを見れば中山競馬場は得意ではないように思われるのですが、今回の条件である2200mなら話は違ってきます。その証拠に、同じ条件で行われるオールカマーに5歳時の2015年から3年連続出走しているのですが、馬券圏内に入ってないものの6着、5着、5着と善戦しております。不得意な中山競馬場の中でも、この条件(中山競馬場の2200m)だけは十分狙えます。

晩成血統で8歳馬でもまだ元気。活きのいい4歳馬や実績馬が相手でも、今回は少頭数で馬券圏内の可能性は十分。自慢の末脚で突き抜けてくれることも十分にあると予想し、馬券に組み込みたいと思います。