過去のデータを見るとディアデラマドレ、マキシマムドパリなど1番人気に応えての勝利がある裏で、16番人気セラフィックロンプ、12番人気のフーラブライドが優勝するなど、波乱含みの予想が難解なレースが今週土曜中京で開催の愛知杯です。
エリザベス女王杯5着から挑むノームコアや、オークス・秋華賞にも出走したランドネ、クラシック未出走ながら条件線で力をつけてきたウラヌスチャームといった明け4歳馬が上位人気に推されそうではありますが、過去のデータから額面通りに受け止めるべきか今年も穴党、本命党ともに悩ましいレースになりそうです。
そこで今回は歴戦の古馬ワンブレスアウェイから狙ってみたいと思います。先行したり追い込んでみたりと、自在性があると言えば聞こえが良いものの、決め手にかけるといってもよい現状ですが、ここ4戦は人気を上回る内容を残しており、特に昨年6月に行われたマーメイドステークスでは勝ち馬アンドリエッテにクビ差に詰め寄る接戦を演じていることから、牝馬限定戦なら見直せるのではないか。さらにハンデ戦のG3ともなれば出番が巡ってきそうです。
今回も引き続き津村騎手が騎乗予定となっています。脚質は固定されていないものの、ここ数戦は津村騎手が騎乗するときは控えるレースが続いているため、意識してのものであれば今回も後方からの競馬となるのではないかと思われます。前走のエリザベス女王杯では11着と大敗してしまいましたが、スタートで出負けしながら上がり34.2秒の末脚は繰り出しており、今回のメンバーなら充分勝ち負けまで狙えるでしょう。
人気が割れることが予想されるため意外と配当がつかない可能性もありますが、軸にすれば相手がどの馬でもプラスにはなるでしょう。ぜひ馬券検討の際には頭に入れておいてください。