残念桜花賞と呼ばれる不思議な2000mのOP忘れな草賞。由来としては、はじめからここを狙って登録している馬もいますが、だいたいが桜花賞とダブル登録し、除外になった馬が出走するといったレース。
ところが、大物を輩出するレースでもあります。しょっちゅうとは言えませんが、古くはヒシアマゾンと同世代のオークス馬チョウカイキャロル。亡くなった後藤騎手がどろんこになって突き抜けたオークスを思い出すエリンコート。そして昨年はこのレースをステップに2冠達成したミッキークイーン。
そんな大物を先取りできるレースなので、残念桜花賞とはいえぜひ注目しておきたいところ。ぜひ馬券でも取っておきたいですね。
今回推奨したいのが、マイルが短いという牝馬としてはつらい馬・メイショウタチマチ。父のスペシャルウィークといえばシーザリオが印象的ですが、突発的に牝馬の大物を出す種牡馬でもあります。
前々走のセントポーリア賞ではサトノキングダム相手にきわどい戦いを見せ2着。前走は距離短縮となったアネモネSで、ふだんより後方に下がってしまい持ち味を生かせませんでした。
今回は2000m、しかも牝馬限定。強敵もロッテンマイヤー、ペプチドサプルといったワンパンチ足りない馬に印がついている程度。ヤネも戸崎騎手を確保できました。スマートオーディンできっちり勝たせるあたり、テン乗りがむしろ好材料になるのではないかと見ています。
当然今週末は桜花賞一色になるとは思いますが、2冠目は桜花賞未出走組から出るかもしれません。そういう意味では見逃せませんよ!