一年のはじめのG1はフェブラリーステークス、というのも間違いではありませんが、地方に目を向けJpn1まで枠を広げれば今月30日(水)に川崎競馬場で開催される川崎記念が年明け最初の大レースという認識も出来るでしょう。JRAからは6頭が参戦を予定しています。
過去10年で見ると2011年のフリオーソ以外はJRA勢で優勝を占めており、今年も地方馬は苦戦が予想されます。一昨年の勝ち馬オールブラッシュは前走に引き続き田辺騎手、昨年の勝ち馬で連覇を狙うケイティブレイブは主戦の福永騎手で挑みます。
レベルが高いと思われる明け4歳勢がいないのが残念ですが、今回は7歳にして本格化の兆しを見せるコパノチャーリーに注目してみたいと思います。今では珍しくなってきたアグネスデジタル産駒で、母の父ティンバーカントリー共々ダート適性の高さは疑いのないところ。
阿蘇ステークスを連覇したもののシリウスS、ベテルギウスSと大敗を続けていますが、今回は地方の名手・森泰斗騎手を確保しており、穴っぽい勝負気配が漂います。管理はコパノリッキーを育て、コパノ冠とも相性の良い栗東・村山厩舎ですが、JRA勢の中では一番人気が低い可能性もあり、穴党としてはぜひ狙いたくなる一頭。
他にもミツバ、昨年の2着馬アポロケンタッキー、今年好調の丸山騎手が騎乗するサルサディオーネがJRAから参戦してきますが、地方騎手を迎えるのはコパノチャーリーのみということで、果たしてどんな競馬を見せるのか注目です。