今週の東京競馬場の日曜日メインレースは「東京新聞杯」です。春のG1にも繋がる一戦で、
毎年活きのいい明け4歳馬からベテランの馬まで、または中距離路線や短距離路線からの馬など、多種多様な馬達が揃う一戦です。
今年も、明け4歳は重賞2勝のタワーオブロンドン、重賞1勝のジャンダルム、同じく重賞1勝の牝馬テトラドラクマ、レイデオロの全弟レイエンダ、現在連勝中のインディチャンプといずれも素質たっぷりの馬が揃いました。古馬陣もG1馬サトノアレスを初め、重賞3勝のロードクエスト、重賞2勝のヤングマンパワー、重賞1勝のロジクライなど重賞常連馬が揃いました。
そんな多種多様な馬達の中で今回最も注目しているのはサトノアレスです。
サトノアレスは古馬陣の筆頭とも言える唯一のG1馬です。前走こそ阪神カップで15着と大敗しておりますが、2走前は安田記念で4着、3走前の京王杯が3着、4走前の東京新聞杯が2着と、重賞で安定した結果を残しております。
今回の東京新聞杯は逃げ馬も少なく、近年もスローペースな傾向。昨年同様、今年もサトノアレス向きの展開となる可能性はあります。昨年の東京新聞杯ではスローの上がり勝負で、ほぼ最後方から上がり最速33秒3の脚で先の抜け出したリスグラシューの2着まで食い込みました。今回も末脚勝負ではタワーオブロンドンやレッドオルガ、ロードクエストなどの有力馬がおりますが、3走前の京王杯スプリングカップでは上り32秒台という究極的な末脚を披露しているサトノアレスなら、十分通用するでしょう。
さらに今年は昨年より1キロ減の56キロと、斤量面でも有利。得意の末脚がいきる展開となれば、今年も見せ場を作ってくれるでしょう。前走の15着大敗で人気が下がるなら、馬券的妙味もあり。G1馬の意地を見せてもらいたいところです。