全日本2歳優駿2着のデルマルーヴル、春の大目標はケンタッキーダービー

今年もドバイワールドカップデー各レースへ日本から大挙予備登録がありましたが、ドバイシーマクラシックのレイデオロ、ドバイターフのアーモンドアイの2頭に特に注目が集まっているようです。特に凱旋門賞への期待も大きいアーモンドアイは初の海外参戦となるため、ここは試金石として非常に重要な舞台。レイデオロともども主戦のルメール騎手の手綱にも注目したいところです。

その他スワーヴリチャードもドバイを視野に入れているなど、この時期なのでどうしても古馬が話題の中心となりますが、昨年の全日本2歳優駿で2着に入ったデルマルーヴルがヒヤシンスステークスから始動し、ドバイのUAEダービーから5月4日に行われるアメリカ・ケンタッキーダービーも視野に入れているようです。

管理する戸田調教師によれば、ドバイには招待されれば行く方針であり、ヒヤシンスSはケンタッキーダービーのポイント対象レースということで、オーナーと相談して今後は決めるとのこと。鞍上についてはまだはっきりと決まっていないようですが、これまでに騎乗してきた福永、ルメール、デムーロいずれかの騎手になるのではないかと思われます。

デルマルーヴルの血統背景を見ると地方競馬で多く活躍馬を残しているパイロ産駒で、生産牧場は昨年の平地挑戦で競馬界を大いに沸かせてくれたオジュウチョウサンを生産した坂東牧場です。

UAEダービーからケンタッキーダービー参戦となると最近ではアメリカ三冠を完走し、その気性でも話題となったラニがいます。まずは目の前のレース一戦一戦が大切ですが、どのような結果が出せるか注目です。