【京都記念2019予想】タイムフライヤー、前走の積極的な競馬がここで活きるか!?

今週日曜日京都メインレースで開催される京都記念は昨年、明け4歳馬が3着まで独占する結果となりました。着順は戦前の予想とは異なり菊花賞2着でクラシック無冠のまま涙をのんだクリンチャーが同世代の皐月賞馬とダービー馬を同時に下し勝利しました。ここ4年でみても人気問わず3着以内に食い込んできており、今年も明け4歳馬には是非注目したいところ。

昨年の京都新聞杯勝ち馬ステイフーリッシュと2歳時にホープフルステークスでG1ホースになって以来勝ち星から遠のいているタイムフライヤーの2頭が参戦を予定しています。いずれも期待したいところですが、今回特に注目したいのがタイムフライヤーです。

前走の中山金杯は相手関係も大幅に軽くなったこともあり2番人気に支持されたものの5着敗退しましたが、それでも昨年までとは違った4コーナー手前で4番手まで押し上げる積極的な競馬を見せており、これが今回の京都記念で活きてくるのではないかと見ています。

京都記念の過去5年のデータを見ると、追い込み一辺倒の馬は辛い結果となっており、いずれの勝ち馬も4コーナーで4番手以内に付けて直線を迎えています。ホープフルステークスを怒涛の追い込みで制したタイムフライヤーであり、得意な脚質は追い込みなのかもしれませんが、今回に限っては前回と同じ戦法が当てはまりそうです。過去10年まで遡っても追い込みでの勝利は2013年のトーセンラーのみと、4コーナーまでの位置取りが非常に重要なレースになっていることがわかります。鞍上は前走と同じ和田騎手を予定しているため、今回も積極的な競馬を見せてくれるのではないでしょうか。

対するステイフーリッシュも前走の中山金杯では4コーナー2番手から2着に粘り込んでおり、鞍上の藤岡佑介騎手もパートナーこそ変わりましたが連覇の掛かるレースだけに有力視したいところですが、前回7番人気からの好走と今回は恐らく人気の一角を担うことから、馬券妙味も考えて今回はタイムフライヤーの復調を期待してみたいと思います。