4月13日(水)船橋競馬場で第20回マリーンカップ(JpnⅢ)が開催されます。近10年の勝ち馬を見ると、地方勢は2007年のトーセンジョウオーのみで、あとはすべて中央勢。今年もその傾向が続くだろうと思えるメンバー構成となりました。
人気、注目はやはり3枠3番のブチコ(牝4 栗東・音無厩舎)。前走の上総Sの勝ちっぷりは重賞でも!と思わせるものでしたし、他馬には勢いが魅力です。白毛馬として今後の競馬界を盛り上げていくという意味でも、ここは是非とも結果を出したいところでしょう。
前走のエンプレス杯で2着と好走したヴィータアレグリア(牝5 美浦・高柳厩舎)も引き続きチャンス十分で、ダートに転じて1、3着のフォーエバーモアも鞍上デムーロ騎手ならやはり無視はできない存在です。
それでも能力一番は8枠10番のディアマイダーリン(牝4 美浦・菊沢厩舎)。2走前のクイーン賞を初ダートながら、番手追走から抜け出す完勝劇。やや陰りも見え始めていたとはいえ、強豪トロワボヌールを退けた内容はなかなかのものでした。前走のTCK女王杯は5着と敗れましたが、これは馬場適性の差。南関4場の中で馬場が軽い船橋に対して、大井はパワー優先の馬場。本質的には芝向きのディアマイダーリンにとっては、厳しい条件でした。
船橋に移って、外めをスムーズに追走できるこの枠も大歓迎。メンバー中、唯一の交流重賞勝ち馬でもあり、終わってみれば、やっぱり力が違ったんだな…。そう感じるに違いありません。