【注目新馬】パイオニアプライド、強気の参戦は勝算あり?

いよいよ2月も後半ということで、春のクラシック参戦のためには流石にそろそろデビューしておかないと運が良くても難しくなってくる季節になりました。今年の京都金杯はホエールキャプチャの全弟パクスアメリカーナが勝利しましたが、母グローバルピースはとにかくクロフネとの相性が良いようで、今週デビューするパイオニアプライドもまたホエールキャプチャ、パクスアメリカーナと同じくクロフネ産駒となります。

今週の芝のメイクデビューは土曜中山、日曜阪神ともに芝2000mが組まれていますが、パイオニアプライドが選択したのは土曜阪神に組まれている3歳未勝利の芝1800mでした。中距離適性の高いクラシックロードを目指す血統馬が多く出てくることが予想される芝2000mは兄姉の活躍を見る限り若干長いように感じますが、1ハロンの短縮と同じ新馬相手のデビューを天秤に掛けた結果がどう出るか。

名伯楽の角居調教師だけに相手関係、距離など諸々を考慮した上でのローテーションと思われます。上位人気は武豊騎手のジェンティルドンナ産駒モアナアネラや川田騎手のレッドアクトレスあたりに譲りそうですが、良血馬のデビュー戦を託された松山騎手の手綱に要注目です。