【弥生賞2019予想】過去データが後押しする激走期待の穴馬とは?

3月3日は女の子の成長を祝うひな祭りですが、3歳馬の成長度合いを見るのが楽しみな「弥生賞」が開催される日でもあります。筆者には2人の娘がおりますが、娘達の成長を祝うとともに、弥生賞も祝的中といきたいところです。

さて、前記事では弥生賞の過去10年のデータと傾向をまとめましたが、今回は前記事で導き出した傾向や筆者が独自で調べた傾向に当てはまる激走期待馬を1頭紹介したいと思います。

今回紹介したい馬はブレイキングドーンです。前走のホープフルSでも買わせていただきましたが、結果は5着で馬券は的中ならず。同コース・距離でメンバーの格が下がる今回も引き続き"買い"ということで、リベンジさせていただきたいと思います。以下は同馬が当てはまる4つの好走条件です。

「前走2000m」

前走距離は2000mだった馬が最多の5勝を挙げており、3着内の回数も最多です。1600mは2,3着は多いですが勝ちきれないことが多く、届かないか粘りきれないケースが多いという印象です。1800mは母数のわりには馬券圏外となることが多いですね。同じ中山の2000mで行われたG1で5着に入着しているブレイキングドーンにとっては良い条件と言えるのではないでしょうか。

前走距離データ(過去10年)
前走距離 1着 2着 3着 4着以下
1200m 0 0 0 1
1400m 0 0 0 2
1600m 2 4 5 16
1800m 3 3 1 30
2000m 5 3 4 35
2200m~ 0 0 0 4

「福永祐一」

福永騎手の弥生賞の通算成績は「3-2-1-5」と好成績。2017年はカデナで優勝し、2018年はワグネリアンで2着に入着しており、現在2年連続で連対中です。過去10年に限っても「2-1-0-2」と騎手の中では実績トップです。

騎手データ(過去10年)
騎手 1着 2着 3着 4着以下
福永祐一 2 1 0 2
川田将雅 2 0 0 3
横山典弘 1 2 1 3
武豊 1 0 2 2
C.ルメール 1 0 1 1
内田博幸 1 0 0 7
岩田康誠 1 0 0 4
柴田大知 1 0 0 1
田辺裕信 0 2 0 2
松岡正海 0 1 1 2
田中勝春 0 1 0 2
M.デムーロ 0 1 0 0

「中竹和也厩舎」

過去10年の中竹厩舎の弥生賞の成績は「1-0-1-0」。勝率と連対率はいずれも50%、馬券圏内率は100%です。3着内に入った2頭は、2011年のデボネア(3着)と、2017年のカデナ(1着)です。カデナは福永騎手が騎乗している点もデータ的には好材料で、中竹厩舎と福永騎手のコンビの相性は良さそうです。

調教師データ(過去10年)
調教師 1着 2着 3着 4着以下
角居勝彦(栗) 1 1 0 3
友道康夫(栗) 1 1 0 1
中竹和也(栗) 1 0 1 0
池江泰寿(栗) 1 0 1 0
堀宣行(美) 1 0 0 3
荻原清(美) 1 0 0 1
中内田充正(栗) 1 0 0 0
高橋義博(美) 1 0 0 0
西園正都(栗) 1 0 0 0
国枝栄(美) 1 0 0 0

「キャリア3戦」

この時期の3歳馬はまだまだキャリアにばらつきがあり、キャリア別のデータなども参考になりやすいかもしれません。最多勝利数は4勝を挙げているキャリア4戦ですが、3勝を挙げているキャリア3戦が馬券圏内の回数はトップです。連対率・複勝率ベースでもほとんど成績に差はありません。

ブレイキングドーンはキャリア3戦ですが、実は昨年10月の萩ステークスの返し馬で放馬してしまい、除外となっております。コースを行ったり来たりして2週分くらいは走ってそうでしたので1回分キャリアとカウントしても良さそうですが、かなり楽しそうに走っていたので、ダメージも何もないと考えるとキャリア3.5回といったところでしょうか。

キャリアデータ(過去10年)
キャリア 1着 2着 3着 4着以下
0戦 0 0 0 1
1戦 0 0 0 5
2戦 2 1 1 11
3戦 3 4 3 21
4戦 4 1 3 16
5戦 1 0 2 14
6戦 0 3 0 8
7戦 0 1 0 7
8戦 0 0 1 3
9戦 0 0 0 1
10戦 0 0 0 1

最後の好走条件は少々おふざけも入ってオカルトの類とも言えますが、ブレイキングドーンは全体的に好条件が多く揃っている1頭と感じます。メンバー構成的にもある程度は妙味のありそうなオッズが付きそうなだけに、狙ってみる価値はあるのではないでしょうか。