【チューリップ賞2019予想】メイショウショウブ、粘り強さ武器に桜花賞の切符獲得へ!

牝馬クラシック路線の最初となる桜花賞への重要ステップレース「チューリップ賞」が行われます。

過去10年を見てみても、チューリップ賞をステップに桜花賞馬となった馬は、2009年ブエナビスタ、2010年アパパネ、2012年ジェンティルドンナ、2013年アユサン、2014年ハープスター、2015年レッツゴードンキ、2016年ジュエラーと7頭もいる訳ですから、重要中の重要と言ってもいいレースと言えるでしょう。

一昨年が12頭、昨年が10頭で、今年は13頭と少頭数ですが、過去にこれまで多くの桜花賞馬を輩出しているレースなだけに、重要な一戦として各馬を考察していく必要がありそうです。

今年は阪神ジュベナイルフィリーズを勝ったダノンファンタジーが出走するということで、人気の中心はこの馬でしょうが、4着のシェーングランツ、6着のメイショウショウブが続き、エルフィンステークス2着のブランノワール、同3着のノーブルスコア、4着のオーパキャマラードなどが追いかけるような人気構成となりそうです。

そんな中、筆者が注目しているのは阪神ジュベナイルフィリーズ6着のメイショウショウブです。7番人気で6着はそれなりに頑張った結果ですが、レース内容は着順以上の内容であったと感じております。

勝ったダノンファンタジー、2着のクロノジェネシス、3着のビーチサンバ、そして4着のシェーングランツ。この上位4頭の位置取りは、いずれも4コーナーで18頭立ての10番目より後ろから差してきています。能力が違ったと言える部分もありますが、結果は追い込みの競馬になっていますので、先行馬には厳しいレースだったと言えるでしょう。

そんな厳しいレースの中、メイショウショウブは4コーナーで2番手、直線でいったん先頭に躍り出て、一瞬見せ場十分で残り200mまでは粘るも6着までという内容でした。それ以降は上位人気馬に一瞬で差されてしまいましたが、それでも厳しいレース展開の中、一番強い競馬を見せてくれました。いわゆる横綱競馬で押し切ろうとしたレースっぷりは、一番頑張ったとも言えます。

厳しいレースだった18頭立ての阪神ジュベナイルフィリーズと比べ、今回13頭立てとなるチューリップ賞は、単純に考えても前走以上に厳しいレースとなる可能性は低いでしょう。相手関係も落ちる今回なら、メイショウショウブの粘り切りも十分に考えられます。

ということで、最重要ステップレースのチューリップ賞は、前走一番の粘りを見せたメイショウショウブが桜花賞への切符を掴んでくれることに期待したいと思います。