2014、2015年とフェブラリーステークスを連覇し、デビューから7歳まで満遍なく活躍を続けゴールドアリュールの後継種牡馬としての期待も高いコパノリッキー。ホッコータルマエを抑えて優勝した2014年のフェブラリーステークスでは単勝万馬券の伏兵によるフロックという見方もありましたが、その後の活躍をみればその見立てが甘かったことは存分に思い知らされ、引退レースの東京大賞典を勝利して有終の美を飾るまでにG1を合計11勝しました。
現在は日高町のブリーダーズスタリオンステーションに繋養され、昨年は80万円とリーズナブルな価格設定だったこともあり194頭に種付けをし、種牡馬生活2年目のシーズンを迎えようとしています。産駒のデビューはまだ先の話になりますが、今年は受胎条件115万円、出生条件で180万円と、産駒の成績が出る前から金額を更新する強気ぶりとなっています。
そして、あまり見慣れない115万円という条件に関してもコパノリッキーのオーナーであり風水研究の第一人者としても著名であるDr.コパこと小林祥晃氏の提案によるもので「天下を取るパワー」のある数字とのこと。
値上げは自信の現れかと思いますが、生産者からしてみれば結果の伴っていない現状では少しハードルが上がってしまうのは間違いなく、種付け頭数に影響が出てくる懸念もある反面、繁殖牝馬は良質になる可能性もあります。この判断が吉と出るか凶と出るか、ますます目の離せない種牡馬と言えそうですね。