先々週の中山記念に引き続きG1馬が5頭参戦し豪華な顔ぶれとなった今週日曜中京競馬場のメインレース金鯱賞。G1未勝利のエアウィンザーが想定では1番人気の気配もあるようです。全兄エアスピネルは武豊騎手とのコンビでクラシックを賑わせ長くコンビを組んでいましたが、エアウィンザーとは共同通信杯で掲示板を外して以来、2年ほど騎乗がありませんでしたがここへきてようやく再タッグ結成となりました。
現在のエアウィンザーの主戦的位置づけのM.デムーロ騎手がペルシアンナイトに騎乗するという事情もあるため、ここを勝利すれば次は大阪杯や安田記念あたりの大舞台になる可能性が高いですが、そこで騎乗できるという確約もありませんが、やはり競馬ファンとしてはエアの勝負服に武豊騎手というのは魅力的に映るもの。
また、タッグ復活という点でモズカッチャンに和田騎手が再騎乗するというのも注目で、エアウィンザー同様にM.デムーロ騎手の都合での乗り替わりと見られますが、中距離なら牡馬相手でもやれそうな実績を残しているため、牝馬、休み明けで嫌われるようなら馬券妙味もありそうです。
エリザベス女王杯勝利から香港ヴァーズで2着と完全に軌道に乗ったリスグラシューには新コンビとなるシュタルケ騎手、ウオッカから産まれた待望のオープン馬タニノフランケルに吉田隼人騎手、そして騎乗停止に落馬負傷とアクシデントが相次いだルメール騎手に替わりギベオンには丸山騎手が騎乗、ステルヴィオに続いて大抜擢となります。有力騎手にお手馬が集中していることを象徴するような乗り替わりが多く見られる組み合わせとなりました。
近年は香港、オーストラリアなど中距離G1が充実していることもあり、ここから大阪杯へとそのまま行く陣営は意外と多くないのかもしれませんが、中山記念に引き続きG1馬が集結したレース、ハイレベルな競馬を期待したいです。